この記事では、発達の遅れがあるものの、通常の幼稚園に入園した後の様子と療育との出会いについて記載します。
①幼稚園でのつまづき
②発達についての病院
③療育について
④児童発達支援事業所
①幼稚園でのつまづき
初めての幼稚園生活は、コロナが広がり始めた時期でした。
自粛やソーシャルディスタンスの影響で、幼稚園は週2回の登園から始まりました。
最初は普段通りに通えましたが、次第に園からの連絡が増えていきました。
内容は、行事の練習に参加できていないので期待しないで下さいというものから、
お友達や先生を押した、叩いた、嚙みついた等の連絡が来るようになりました。
年少の冬には、手に負えない為、預かり保育のお断りをされるようになりました。
子ども達の安全を守ることが第一なので仕方ないと理解は出来ましたが、ショックでした。
冬休み明けには面談に呼ばれ、専門的な病院での診察や加配の申請をお願いしたいという話をされました。
子どもの様子は、年中に入ると行き渋りが酷くなり、初夏には夜に泣きながら嫌がるようになりました。
②発達についての病院
専門的な病院というのが分からず、かかりつけの小児科で行っていた予約制の発達相談に行きました。
初診では問題はなく、園での様子が分からないと何とも言えないとのことでした。
様子を把握したかったので、園にはビデオを撮っていいか等確認しました。ビデオは無理なため、先生に日常の様子を書き出してもらいました。
再診の際は、書き出したもらった手紙と、預かり保育を断られていることを伝えると、県の総合療育相談センターを紹介してもらいました。
そこは予約で2ヶ月程待ち、発達の検査もやることになりました。
最初の診察で「療育」というものを知りました。
③療育について
療育という支援があること知ったので、どうやって受けられたのかを伝えていきます。
療育とは、一人ひとりの障害特性や発達状況に合わせて、困りごとの解決と将来の自立、社会参加などを目指して行う支援で、その療育を行っているのが児童発達支援事業所です。
児童発達支援事業所は発達障害やグレーゾーンの子ども達の困りごとを減らしていく所です。
日常生活での基本的な動作の指導、集団生活に馴染むための訓練、技能や知識の習得などを行なっていきます。
また、保護者の相談に乗るなど負担を減らしてくれます。
療育を受けるには診断書は不要ですが、私の場合は医師から、支援が必要だということを提示してもらいました。
『障害児通所サービス受給者証』の発行にあたり、神経発達障害という診断名がつきました。
私の場合は、受給者証の申請により療育を月23日間は無料(おやつ・教材費用等は実費)で受けることが出来ました。
児童発達支援事業所については市の子ども家庭課で説明を受け書類をもらい、予約、見学、契約は自分が直接事業所と連絡を取って進めます。
ちなみに診断名については「つけてもらった」というニュアンスの方がいいかもしれません。
必要なコミュニケーションは取れ、家で過ごす分には凄く困っているわけでは無く、集団での活動が出来ず外で困っているというグレーな状態だったからです。
④児童発達支援事業所
行き渋りが酷かったので夏休み明けに幼稚園は一旦休み、2カ所の事業所に週3回通うことにしました。
1.学習中心の所
2.集団活動が中心、弟も保育してもらえる所
見学の際には、
・分離不安があるため親子で受けられる所
・自転車で通いやすい所
・1対1または少人数
に絞って見学をしていました。
1.1対1で学習中心の所は
実際に見学するまでは我が子には向かないだろうと思っていました。
しかしフラッシュカードや歌、途中には運動など色んな内容が盛り込まれているので、飽きずにやり終えた息子を見てそこに決めました。
小学校に向けて言葉や数字に慣れたり、手先の運動や体全体の運動を覚えていけると思い、ここを週2回にしました。
2.集団での活動の所です。
親子で活動するのですが、人数も3~4人の少人数で無理なく通えると思いました。
内容は自由遊び・サーキット・主活動(工作・調理・ゲーム等)おやつ・絵本でした。
また、弟を1回500円で別室保育してもらえるので落ち着いて療育に専念できました。
以上のように年中の途中で療育と出会い、行き詰っていた生活に希望を見出しました。
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